HISTでは例年,ヒューマンインタフェースシンポジウム(HIS)のプログラム中で「若手中心の」ワークショップを企画・開催しています.1997年関西大での開催を第一回目として、年を重ねる毎により多くの方に参加していただいています.
ワークショップの記録
HISTでは例年,ヒューマンインタフェースシンポジウム(HIS)のプログラム中で「若手中心の」ワークショップを企画・開催しています.1997年関西大での開催を第一回目として、年を重ねる毎により多くの方に参加していただいています.
ワークショップの記録
若手研究者のキャリアについて“みんなで考える”ための場を提供するという主旨で開催した。パネリストとして、珍しいキャリアの持ち主を3氏お招きし、現在までの経歴や体験談などを紹介して頂いた。
遠藤祐氏(株式会社ソニックウェア)からは、社会人ドクターになりながらも起業をされた経験談や、会社を経営する際には「博士号は営業に役立つ」といった意外なメリットなどが紹介された。藤野秀則氏(JR西日本安全研究所)からは、学生時代の大きな失敗や退職前の企業での経験などは、キャリアを積むには大変良いチャンスになったという大変ポジティブなお考えを紹介して頂いた。谷口和弘氏(東京大学大学院)からは、グライダーのインストラクターや高校教師を経て博士になろうと思い立ち、現在に至るまでのキャリアについて、非常に興味深い体験談交えてを紹介して頂いた。参加者からはパネリストに対して、キャリアの節目での考え方等についての質問が多くあり、実際の体験談や経験談などを交えての議論が行われた。
また、「“安定した職に落ち着く”か“期限付きの職でチャレンジする”かどちらが良いか」など、人生論に近い内容まで各立場での意見が飛び交い、議論が白熱した。
本WSは、若手にとってキャリアについての見識を広げるような刺激となり、大変有意義なものであったと思う。パネリスト諸氏、ご参加頂いた方々にはこの場を借りて感謝申し上げる。
(参加者数約20名)

本WSでは,対話の重要性と難しさについて,3名のパネリストから講演していただいた.
鈴木氏からは情報系研究者と心理学系研究者をつなぐ立場から,安藤氏からは企業と学術,デザイナーとマーケターを架橋する活動から,園山氏からはデザイナーとしてクライアント(技術者,経営者)にどう接するかを紹介していただいた.
上手く行かない理由として,互いが上から目線だと上手く行かない,バイアスが働いて自分の「正解」にあう知識だけを利用するといったものが挙げられた.これを乗り越えるために,「そもそも論」をする,知ったかぶりをしない,あえて相手の立場に立たないという工夫がなされていると述べられた.
講演後に,3人のパネリストから提示された内容を,深く掘り下げるべく質疑応答が行われた.会場からも,意見を吸い上げるために用いたコメントシートや挙手により質問が投げかけられ,議論が白熱した.全体としては,緊張感と和やかさの絶妙なバランスの中でWSが進行した.
(参加者数約30名)

産学連携やメディア進出など、研究をより発展させるためには研究機関と他分野との連携が必要不可欠と言えます。その際、いかに研究を「売り込む」べきなのか?本ワークショップでは、人を惹きつける秘訣や戦略をパネルディスカッションの形式で議論しました。
パネリストとして高橋信准教授(東北大学)、寺田努准教授(神戸大学)、柴田有三氏(NPO法人KGC)、林康恵氏(有限会社セクレタリアット)、中島啓氏(関西テレビ放送株式会社)を迎え、各氏が考える「売り込み」についてご講演頂きました。パネリスト各氏からは、内実のある重要な研究であることを大前提として、研究機関外にアピールするための方法や、メディアの立場から見た魅力的な研究の要素など、多岐にわたるポイントが指摘されました。さらに会場の参加者も交えて、研究本来の魅力とアピールの量とのバランス等について、活発な意見交換を行いました。
また今年度のワークショップでは、参加者の意見をワークショップの進行に反映させるため、参加者が利用可能なチャットシステムを会場に用意し、参加者の疑問やコメントをリアルタイムで議論のテーマとして盛り込み、議論を一層盛り上げることができました。短い時間でしたが、多くの研究者が関心を持てる有意義なディスカッションになりました。
(参加者数約65名)
